ねぇ、聞いて。
「あ、後ね私が音楽の道に進んだのはママが私にね『魅音は絶対音楽の才能あるよ!』って言ってくれたからなんだよ!」
そう笑顔で言うと
「いいお母さんだね!
羨ましいーよ!
そう言えば梨咲と私、まだ魅音のお母さんに会ったことないね」
「そう言えばそうだね。」
と話す2人。愛美を見ると目で『魅音がいいんなら言ってもいいんじゃない?この二人だし』
と言われたので、言うことにした。
「あのね、あんまり言いたくないんだけど
梨咲と流莉はいずれ家とか遊びに来るだろうし
付き合い長くなると思うから
言おうと思うんだけど…
『Rio』って知ってる?」
私がそう聞くとあんた馬鹿なの?と言う目で見られた。
「は?知らない方がおかしいでしょ!」
と突っ込んでくる流莉。
「モデルと歌手してて
凄いスタイル良くて超美人で、歌めっちゃ上手い人だよね?」
と聞いてくる梨咲に 意思を決め
「実はそれ私のママなんだよね…」
と告げた。