ねぇ、聞いて。
動き出す歯車
痛い痛い痛い
ズキズキする頭の痛みのせいか目が覚めた。
ゆっくりと開けた目に飛び込んできたのは真っ白な天井。
ここ、どこ?
私の腕は点滴に繋がれていた。
起き上がろうとすると頭に激痛が走った。
「痛っ!! ゲホッ、ゴホッゴホッ」
私は頭をおさえながら立ち上がり点滴を持って部屋を出た。
真っ白な廊下に茶色い手すり。
ここは…病院??
真っ直ぐ歩いていくとナースステーションが見えた。