ねぇ、聞いて。
太陽の頭がガバッと上がった。
太陽の顔を見た瞬間涙が流れた
お世辞でも元気そうだと言えない青白い顔。
キラキラ輝いていた綺麗な金髪さえも
今は輝いていないように見えた。
私は頬をつたう涙を拭うことも忘れ太陽の青白い頬に手を触れた。
「ねぇ…太陽。
何でここにいるの?
何でそんな顔してるの?」
「…」
太陽は泣いている私を切ない目で見つめた。
「答えてよ!」
ズキッ
そう叫んだ時私の頭にまた激痛が走った。
太陽の顔が二重になった瞬間クラっと目眩がして後ろに倒れそうになった。
パシッ
太陽に腕を捕まれ引き寄せられた。