ねぇ、聞いて。
ガラッ
「コラっ!何してるの!」
とスイカを食べる私たちのとこに鬼のような紗緒ちゃんが来た。
「さ、おりちゃん…」
やばい。と思う私とは違って。
「さおりちゃんて言うの?俺、慎ね。
そんなカッカしてないでさ
俺らとスイカ食べようよ。」
と何の反省もしていないしんちゃんにつられ、紗緒ちゃんもスイカを食べ始めた。
「くまさん…太陽は大丈夫ですか?」
私がポツリとそう呟くと
「アイツ今日は家で寝てるよ…」
眉毛を下げてそう教えてくれた。
私はずっと胸に太陽が引っかかっていた。