ねぇ、聞いて。


軽く化粧をして制服を着た。



いつものように全て準備を終わらせパパの写真があるお仏壇の前に座った。



「パパ…行ってくるね!!」



そう言って手を合わせた。


私はいつもこうしてパパに元気を貰ってから家を出て学校に向かう。




家を出て徒歩3分で駅に着くといつも通り


「魅音おはよう!!」


私の親友、水野 愛美 (みずの あみ)が待っている。


「おはよ!!」


私は笑顔で返した




愛美は167cmで背が高くて 赤茶色のキッチリパーマがかかった髪の毛。


元気っぽくてちょっと男勝りなかっこいい女の子。




愛美とは家が凄い近くて保育所の時からの仲。
小学校も中学校も同じで

高校も同じ、白波高校に通っている。



白波高校は県内でも有名な不良がゾロゾロといる高校。
だけど偏差値がこれと言って低いわけではない。


制服がなく校則も緩い自由な高校だから馬鹿な不良じゃなく、できる不良が集まってくる。





私と愛美は朝が苦手。
遅刻しても大丈夫だし自由で楽だからと言う理由でこの高校に通うことにした











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