ねぇ、聞いて。



私の頭の中に流れるメロディーと歌詞は


私にさえ分からない私自身の心の内側なんだといつも思う。


私はいつもその時に出てくる音に事実を


私自身を伝えられる。



「ごめんね…太陽。

私っ…っ…」


「分かってるよ。何も言わなくていい。」



泣いてうまく喋れない私を太陽はまったく怒ることも責めることもせず

優しく抱きしめた。





何でなの。


私、太陽のこと責めたんだよ。

傷つけたんだよ。

なのに、何でいつも太陽は優しいの?



泣きたいのは太陽だよ。


私は…ずるい。



< 81 / 197 >

この作品をシェア

pagetop