ワケあり男子
「菜美、タオルと着替え持ってきて」
「あ、うん、わかった」
まず、服だ。
雨に濡れて肌に張り付いた服を脱がせていく。
シャツを脱がす手にかする肌は熱く、
金髪男さんがはく息はもっと熱い。
「はい、タオルと着替え」
「ありがとう。菜美もちょっと手伝って」
「なにすんの?」
「下、脱がすの」
「えっ、下も脱がすの!?」
「だって雨で濡れちゃってるし」
そういうことで脱がしていく。
パンツ1枚の姿になった金髪男さん。
「なんか可哀想な姿に......」
「私は見慣れてるけど」