ワケあり男子



タオルで体を拭いて、


お兄ちゃんの部屋から引っ張り出してきた百合ヶ丘高校のジャージに着替えさせたりと、して。




「で、どうすんの?」



「ん~、私の部屋かな」



よいしょ、とまた金髪男さんをおんぶして2階の私の部屋へ。




「ていうかさぁ。お姉ちゃん、よくこの人おんぶ出来んね。

あ!この人、お姉ちゃんより軽そうだもんね。体じゅ...」



にらみをきかせ黙らせて、金髪男さんを私のベッドに寝かせる。




「菜美、ありがとう。手伝ってくれて」



「ううん、いいよ別に」



「ただ、ピーマン増量決定ね」
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