夏樹くんが可愛くて仕方ない!
第1章
2年生になりました!
「夏樹くん夏樹くん!!
また同じクラスだね!」
新学期、
今日から高校2年生がはじまる。
「…うるさくなりそうだな。」
チラリとこちらを振り返り、言葉とは
裏腹に嬉しそうに微笑んでいる。
「夏樹くん久しぶりにみた…。
笑顔とか可愛すぎてやばい。」
春休みの間、ずっと会えなかった反動からか、彼の笑顔に思わず涙腺が緩む。
「ちょ、やめろよ!
まじで面倒くせぇな」
毒舌。なのにタオルでガサツに目元を拭いてくれるあたり大好き。
「…っありがとう。
優しすぎ大好き。」
「大好きとか乱用するなアホ。」
あーもう、
そのフイって目線逸らすのまで可愛い。
「大丈夫、夏樹くんだけだから。」
「…もーいいうるさい。」
わたしはこの最高に可愛い男の子が、
愛しくて仕方ありません。
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