白黒のぬくもり
雨だし、人通りはないし私は少し疑心暗鬼を生じてしまったようだ。
家まであと少し。
そこの路地を曲がればもう私のアパートは見える。
単身者専用の2階建ての白いアパート、私の部屋は2階の一番奥の角部屋。
アパートの階段を掛け上る。
玄関の鍵をバッグから取り出すのももどかしかった。バッグを開けると、その中に容赦なく雨がはいってくる…
濡れた手で漸く鍵を取り出して、鍵をあけ、慌てて玄関に飛び込む。
手探りで玄関の灯りをつけると、びしょ濡れの洋服が身体中になとわりついていて気持ち悪かった。
そのまま部屋の中に入るのは抵抗を感じたので
玄関脇にあるユニットバスに入ると、濡れた衣服を全て脱いで浴槽の中に突っ込み、熱いシャワーを頭から浴びた。
しばらく落ち着くまで熱いシャワーを浴びて、軽く体を流してシャワーを止めた。
「ふうぅ…さっぱり!」
タオルを巻いて部屋に入る。
ピンクのラブチェアーとピンクのテーブル、その真正面に段ボールを重ね、上に載せただけの小さなTV。
そして部屋の隅に重ねられた洋服。
あとはちょこっと雑貨があるだけの殺風景といえば殺風景な部屋。
ここがあたしの家。
家まであと少し。
そこの路地を曲がればもう私のアパートは見える。
単身者専用の2階建ての白いアパート、私の部屋は2階の一番奥の角部屋。
アパートの階段を掛け上る。
玄関の鍵をバッグから取り出すのももどかしかった。バッグを開けると、その中に容赦なく雨がはいってくる…
濡れた手で漸く鍵を取り出して、鍵をあけ、慌てて玄関に飛び込む。
手探りで玄関の灯りをつけると、びしょ濡れの洋服が身体中になとわりついていて気持ち悪かった。
そのまま部屋の中に入るのは抵抗を感じたので
玄関脇にあるユニットバスに入ると、濡れた衣服を全て脱いで浴槽の中に突っ込み、熱いシャワーを頭から浴びた。
しばらく落ち着くまで熱いシャワーを浴びて、軽く体を流してシャワーを止めた。
「ふうぅ…さっぱり!」
タオルを巻いて部屋に入る。
ピンクのラブチェアーとピンクのテーブル、その真正面に段ボールを重ね、上に載せただけの小さなTV。
そして部屋の隅に重ねられた洋服。
あとはちょこっと雑貨があるだけの殺風景といえば殺風景な部屋。
ここがあたしの家。