白黒のぬくもり
お腹がすいた、昨日から何も食べてない。
腕を伸ばして冷蔵庫をあけるが中身は水分ばかり…
「こんなんじゃお腹いっぱいになんないよぉ、買い物行かなきゃだなぁ、ダルい」中にあった冷え冷えのコーヒーをとって出す。


8本目のタバコに火をつけながらコーヒーにストローをさす。

外に出ようにも薬が効いてこないんじゃどうしょうもない。
朝は抗鬱剤と安定剤と精神活賦剤を飲む。

もう少しすればまるで別人のように活発になれる。

そんな風にしなきゃ動けないのも情けないけど…

今はこうする他にない


少しずつ薬が効いてきたのか体がウズウズしてきた、一人部屋の中でリズムをとる。

「うん、そろそろ動けそうだー!!」ユニットバスに向かっていき、歯を磨いて顔を綺麗に洗ってソファーに戻る。
座るところはソファーしかない。
立てかけておいた鏡をテーブルの上に載せて、一応簡単に化粧水やら乳液やらを塗りたくった。

スパイラルのあたったボンバーヘアは太めのヘアバンドで前をあげるだけでオッケー

んーあとは一応着替えるか…
そのあたりにあったデニムパンツとカラフルなTシャツをささっと着る。

「よし!準備完了!」
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