白黒のぬくもり
「近いうちバイトでも探す…」ぼそっとママに伝えた。
私にも出来そうで、楽で、近所のバイト…
電車やバスに乗るのはごめんだ。
居酒屋のように動きまわって大声を出すのも、接客業も好きじゃない。
コンビニ?
なんだか興味をそそられない。
アルバイト情報雑誌でも買いに行くか。
うちからコンビニまで歩いてたったの2分、この近さも私を動かさない原因の一つだ。
店内に入って、窓側の雑誌コーナーに立つと数冊のアルバイト情報雑誌があった。2冊購入し、出口にあった無料のアルバイト情報誌も1冊取って実家に帰る。
椅子に座って買ってきたばかりの情報誌を開こうとするとアルトの鈴の音が聞こえた。
庭先を見れば塀を飛び越えて花壇に座る姿が見えた。
「お昼寝しに戻ってきたのか…」毎日外へ遊びに行っているから、もしかすると何処かでも昼寝をしているのかもしれないけれども、大抵昼頃には庭の花壇へ昼寝をしにくる。
小一時間寝て、またどこかへ行き、暗くなる前には戻ってくるというのがアルトの生活リズムらしい。
そんなアルトを横目に見ながら情報誌をめくる。
「あんまり条件に合うのないなぁ…」
一応なんとか出来そう、というところのページの角を折る。
私にも出来そうで、楽で、近所のバイト…
電車やバスに乗るのはごめんだ。
居酒屋のように動きまわって大声を出すのも、接客業も好きじゃない。
コンビニ?
なんだか興味をそそられない。
アルバイト情報雑誌でも買いに行くか。
うちからコンビニまで歩いてたったの2分、この近さも私を動かさない原因の一つだ。
店内に入って、窓側の雑誌コーナーに立つと数冊のアルバイト情報雑誌があった。2冊購入し、出口にあった無料のアルバイト情報誌も1冊取って実家に帰る。
椅子に座って買ってきたばかりの情報誌を開こうとするとアルトの鈴の音が聞こえた。
庭先を見れば塀を飛び越えて花壇に座る姿が見えた。
「お昼寝しに戻ってきたのか…」毎日外へ遊びに行っているから、もしかすると何処かでも昼寝をしているのかもしれないけれども、大抵昼頃には庭の花壇へ昼寝をしにくる。
小一時間寝て、またどこかへ行き、暗くなる前には戻ってくるというのがアルトの生活リズムらしい。
そんなアルトを横目に見ながら情報誌をめくる。
「あんまり条件に合うのないなぁ…」
一応なんとか出来そう、というところのページの角を折る。