恋は涙の味
ガラッ______
「……見つけた。」
「なんで来んのよ!」
「ねぇ、なんで逃げんの?」
「仲良くなんてしたくないんたってば!
どっか行ってよ!」
「なんで!?なんで仲良くしたくないの?!」
『心結、俺が死んでもちゃんと笑えよ?』
『やだ…変なこと言わないでよ…バカ…』
『ごめんごめん。でも約束な。』
昔のことを思い出して涙がこぼれ落ちる。
「えぇ!なんかごめん!!!」
突然泣き出す私にあせる静海。
「……俺さ、大切な人、亡くしてんだ。」
私のとなりに座り優しい声でそういった。
「え?」
「すごく愛した人。」
そういった静海の目は……すごく悲しそうだった。
「事故で。俺のせいで死んだんだ」

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