光の少女Ⅳ【神魔界編】
2
「こんな所で、一体何を話しているのかしら?」
「別に、お前達には関係ないことだ」
問い掛けた聖羅に、冷たい声で紫狼が返す。
そんな二人の声を聞きながら、花音は辺りを見回す。
(ここに風夜達はいないみたいだけど・・・)
「!!」
そう思った時、少し離れた所で何かが動いたような気がした。
「姉上、どうかしたのか?」
「今、彼処で何か動いたような気がしたんだけど・・・」
光輝に言った時、それまで黙っていた黒姫がニヤリと笑った。
その何かを企んでいるような表情にハッとするが、その時には彼女は何かの合図のように指を鳴らしていた。
「「「!?」」」
それと同時に木の根や枝、蔓が伸びてきて、花音と光輝、神蘭達以外を拘束していく。
「何だ、これ!」
「動けないよ!」
「ちょっと待ってろ!」
次々と動きを封じられていく凍矢達を見て、光輝が剣を抜く。
だが、彼が近くの蔓を斬るより先に鞭のように襲ってきた根が彼の身体を打ちつけた。
「ぐっ!」
「光輝!!」
反動で吹っ飛ばされた光輝を見て、花音は楽しそうに見ている黒姫を睨み付けた。
「こんな所で、一体何を話しているのかしら?」
「別に、お前達には関係ないことだ」
問い掛けた聖羅に、冷たい声で紫狼が返す。
そんな二人の声を聞きながら、花音は辺りを見回す。
(ここに風夜達はいないみたいだけど・・・)
「!!」
そう思った時、少し離れた所で何かが動いたような気がした。
「姉上、どうかしたのか?」
「今、彼処で何か動いたような気がしたんだけど・・・」
光輝に言った時、それまで黙っていた黒姫がニヤリと笑った。
その何かを企んでいるような表情にハッとするが、その時には彼女は何かの合図のように指を鳴らしていた。
「「「!?」」」
それと同時に木の根や枝、蔓が伸びてきて、花音と光輝、神蘭達以外を拘束していく。
「何だ、これ!」
「動けないよ!」
「ちょっと待ってろ!」
次々と動きを封じられていく凍矢達を見て、光輝が剣を抜く。
だが、彼が近くの蔓を斬るより先に鞭のように襲ってきた根が彼の身体を打ちつけた。
「ぐっ!」
「光輝!!」
反動で吹っ飛ばされた光輝を見て、花音は楽しそうに見ている黒姫を睨み付けた。