光の少女Ⅳ【神魔界編】
「それなら・・・」
そう聖羅の声がして、彼女の力だけでなく神蘭達の力も高まっていくのを感じる。
それを見つつ、黒姫の笑みが深まるのを不思議に思っていると、星夢と美咲の声がした。
「駄目!攻撃しないで!」
「逆効果だよ!」
そんな二人の声に構わず、神蘭達が放った攻撃は一度上空へと昇り、森全体へと降り注ぐように当たる。
『ひゃはははっ』
「何っ!?」
攻撃された筈なのに、嬉しそうな声を上げていることに異変を感じたらしく、攻撃が止む。
だが、既に遅かったらしく、花音達は更に巨大化した木と共に更に上へと吊り上げられてしまった。