光の少女Ⅳ【神魔界編】
第6章 反撃
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「えっ!?きゃあああっ!」
支えていたものが全てなくなって、宙に浮いていた花音の身体は落下を始める。
だが、直ぐに翼が羽ばたくような音がして、誰かに受け止められたように落下が止まった。
「あれ?」
それに閉じていた目を開けると、風夜と目があった。
「・・・風夜?」
「ああ。遅くなって、悪かった」
「ううん。それより、光輝は?」
聞くと、彼は視線を少し動かした。
視線の先には風夜と同じように翼を出した風牙がいて、光輝が抱えられている。
それを確認した花音はホッと息をついたが、すぐにまだ安心出来る状況ではないことを思い出し、捕まっている凍矢達のことを思い出した。
「そうだ。凍矢君達が・・・」
「ああ。それなら、心配ない」
「えっ?」
捕まっている仲間達を助けなくてはと下ろしてもらおうと声を掛けたところで、風夜に返され、彼を見上げる。
風夜は何も心配することはないというように、風牙とも顔を見合わせる。
その直後、耳が痛くなる位の大きな悲鳴が響き渡った。
「えっ!?きゃあああっ!」
支えていたものが全てなくなって、宙に浮いていた花音の身体は落下を始める。
だが、直ぐに翼が羽ばたくような音がして、誰かに受け止められたように落下が止まった。
「あれ?」
それに閉じていた目を開けると、風夜と目があった。
「・・・風夜?」
「ああ。遅くなって、悪かった」
「ううん。それより、光輝は?」
聞くと、彼は視線を少し動かした。
視線の先には風夜と同じように翼を出した風牙がいて、光輝が抱えられている。
それを確認した花音はホッと息をついたが、すぐにまだ安心出来る状況ではないことを思い出し、捕まっている凍矢達のことを思い出した。
「そうだ。凍矢君達が・・・」
「ああ。それなら、心配ない」
「えっ?」
捕まっている仲間達を助けなくてはと下ろしてもらおうと声を掛けたところで、風夜に返され、彼を見上げる。
風夜は何も心配することはないというように、風牙とも顔を見合わせる。
その直後、耳が痛くなる位の大きな悲鳴が響き渡った。