光の少女Ⅳ【神魔界編】
2
「何だよ、今度は!?」
余波で起きた暴風に耐えながら、光輝が声を上げる。
その間にも、二人の攻防は続いていたが、今までよりも強い魔力を持っているだろう闇王に今の封魔は一人で対処出来ているようにも見える。
だから、今のうちに聞いておきたいことがあった。
「あのっ、それ何ですか?それを外したら、なんだか封魔さんの力が跳ね上がった気がしたけど?」
「これか?これは・・・」
「封ちゃんの力を制御してるのよ」
白夜を遮り、神麗が答える。
「制御?何の為に?」
放出される魔力が今は封魔に向けられ、楽になったのか、夜天が口を挟む。
「・・・ちょっと訳ありでな。あいつだけ、限界以上の力を無理矢理引き出されているんだよ」
「それって、あいつと同じ状態じゃないか」
雷牙が呟いたのに、白夜が頷く。
「そうだ。それも理性がなくなるところも一緒ってわけだ」
「まぁ、今は一時間は外していても大丈夫らしいけどな」
言った龍牙の目が鋭くなる。
「今回はギリギリ間に合うかどうかだな」
そう言ったのを聞いて、花音は二人の攻防を見る。
今の所は全くの互角のようで、確かに少し長引きそうだった。
「何だよ、今度は!?」
余波で起きた暴風に耐えながら、光輝が声を上げる。
その間にも、二人の攻防は続いていたが、今までよりも強い魔力を持っているだろう闇王に今の封魔は一人で対処出来ているようにも見える。
だから、今のうちに聞いておきたいことがあった。
「あのっ、それ何ですか?それを外したら、なんだか封魔さんの力が跳ね上がった気がしたけど?」
「これか?これは・・・」
「封ちゃんの力を制御してるのよ」
白夜を遮り、神麗が答える。
「制御?何の為に?」
放出される魔力が今は封魔に向けられ、楽になったのか、夜天が口を挟む。
「・・・ちょっと訳ありでな。あいつだけ、限界以上の力を無理矢理引き出されているんだよ」
「それって、あいつと同じ状態じゃないか」
雷牙が呟いたのに、白夜が頷く。
「そうだ。それも理性がなくなるところも一緒ってわけだ」
「まぁ、今は一時間は外していても大丈夫らしいけどな」
言った龍牙の目が鋭くなる。
「今回はギリギリ間に合うかどうかだな」
そう言ったのを聞いて、花音は二人の攻防を見る。
今の所は全くの互角のようで、確かに少し長引きそうだった。