光の少女Ⅳ【神魔界編】
2
「・・・行くぞ」
短く言った封魔の姿が消え、それに反応した闘牙の姿も消える。
(や、やっぱり速すぎて、動きが見えない)
金属の擦れあう音、爆発音は聞こえるものの、どちらの姿も捉えることは出来ない。
これでは動きを封じられていなかったとしても、介入は出来なかっただろうと溜め息をついた時、千歳や昴、星華の驚く声がした。
「神蘭様!?」
「どうしたんですか?一体」
「無理ですよ!これ、そう簡単には外せません」
その声に神蘭の方を見れば、どうにか拘束を外そうとしてもがき、逆に拘束が強まっているのがわかった。
「神蘭さん!?」
「おい、どうしたんだ?」
花音と光輝の声にも反応しないでただ拘束を振り解こうとしている神蘭を見て、風夜が説明を求めるような視線を龍牙達に向ける。
だが、その三人が口を開くより前に、地面へと何かを叩きつけるような音が響く。
見ると、封魔が闘牙を地面に片手で押さえ付け、もう片方の手で剣を振り上げるところだった。
それを見て、決着がついたのかと安堵しかけたが、次の瞬間、闘牙の力が爆発的に跳ね上がり、上にいた封魔を吹き飛ばした。
「・・・行くぞ」
短く言った封魔の姿が消え、それに反応した闘牙の姿も消える。
(や、やっぱり速すぎて、動きが見えない)
金属の擦れあう音、爆発音は聞こえるものの、どちらの姿も捉えることは出来ない。
これでは動きを封じられていなかったとしても、介入は出来なかっただろうと溜め息をついた時、千歳や昴、星華の驚く声がした。
「神蘭様!?」
「どうしたんですか?一体」
「無理ですよ!これ、そう簡単には外せません」
その声に神蘭の方を見れば、どうにか拘束を外そうとしてもがき、逆に拘束が強まっているのがわかった。
「神蘭さん!?」
「おい、どうしたんだ?」
花音と光輝の声にも反応しないでただ拘束を振り解こうとしている神蘭を見て、風夜が説明を求めるような視線を龍牙達に向ける。
だが、その三人が口を開くより前に、地面へと何かを叩きつけるような音が響く。
見ると、封魔が闘牙を地面に片手で押さえ付け、もう片方の手で剣を振り上げるところだった。
それを見て、決着がついたのかと安堵しかけたが、次の瞬間、闘牙の力が爆発的に跳ね上がり、上にいた封魔を吹き飛ばした。