光の少女Ⅳ【神魔界編】
「闘牙・・・」
「黒蘭・・・」
「闇王・・・」
「牙王・・・」
「そして、窮姫。我等、魔の五将軍。神界の神子達、その命、貰いうける!」
窮姫が言ったかと思うと、五人の姿が消える。
その次の瞬間、花音はものすごい衝撃と共に吹き飛ばされていた。
「うっ・・・!」
「「「ぐっ・・・」」」
そして、地に叩き付けられたと思うと、身動き出来ないように押さえ込まれてしまった。
「皆・・・!」
「余所見してる場合?」
「っ・・・」
一人吹き飛ばされなかったらしい聖羅が、窮姫の追撃を防ぐ。
攻撃しているのが窮姫一人のことから、花音達の動きを封じているのは、他の四人のようだった。
「っ・・・、花音達を解放しなさい!」
「それは無理ね。貴女が消えてくれるなら、考えるけど」
「なら、あなた達を倒して、助けるまで!」
そう言った聖羅に、窮姫は目を細めた。