光の少女Ⅳ【神魔界編】
「なっ・・・!?」
まさか攻撃しようとするとは思わなくて、花音は封魔を見る。
手を下ろした封魔は、攻撃したことを謝るわけでもなく、ただ冷たい視線を向けていたが、興味を無くしたかのように闘牙へと視線を戻した。
「封魔!」
「・・・しつこい。次は当てるぞ」
それでも声を上げた神蘭に再び視線を向け、口の端だけ上げ、目は笑っていない笑みを浮かべる。
「それとも、お前等が先に消えるか?」
「「「「「「「っ!!」」」」」」」
「それが嫌なら、黙ってな。・・・これからが楽しいところなんだからな」
そう言って、封魔は完全に神蘭達を無視するように闘牙へと向き直った。