光の少女Ⅳ【神魔界編】
第9章 絆
1
姿を消した風夜が次に現れたのは、丁度距離をとって再びぶつかり合おうとしていた封魔と闘牙の中間辺りだった。
「「!!」」
「はあぁっ!」
その事に二人が気付くも、反応する前に風夜は魔力を二人に叩きつけるように放出し、対応が遅れた二人は弾き飛ばされた。
「がはっ!」
「ぐあっ!」
二人がそれぞれ地面に身体を叩きつけるのを見て、風夜が再び姿を消す。
彼が次に現れたのは、封魔の前だった。
「貴様、何を・・・!?」
「・・・」
痛みからか表情を歪ませ、身を起こした封魔の腕を風夜は無言で掴むと、その腕に持っていた腕輪を付ける。
「お前、勝手に・・・」
「・・・これで少しは周りが見えるようになったか?」
「何っ・・・?」
訝しげな封魔に、風夜は神蘭達の方を指す。
それで視線を動かした封魔は、目を見開いた。
姿を消した風夜が次に現れたのは、丁度距離をとって再びぶつかり合おうとしていた封魔と闘牙の中間辺りだった。
「「!!」」
「はあぁっ!」
その事に二人が気付くも、反応する前に風夜は魔力を二人に叩きつけるように放出し、対応が遅れた二人は弾き飛ばされた。
「がはっ!」
「ぐあっ!」
二人がそれぞれ地面に身体を叩きつけるのを見て、風夜が再び姿を消す。
彼が次に現れたのは、封魔の前だった。
「貴様、何を・・・!?」
「・・・」
痛みからか表情を歪ませ、身を起こした封魔の腕を風夜は無言で掴むと、その腕に持っていた腕輪を付ける。
「お前、勝手に・・・」
「・・・これで少しは周りが見えるようになったか?」
「何っ・・・?」
訝しげな封魔に、風夜は神蘭達の方を指す。
それで視線を動かした封魔は、目を見開いた。