光の少女Ⅳ【神魔界編】
2
聞こえた音に花音は何が起きたのかと、目を開く。
すると、花音に迫ってきていた巨大な鎌は、横から入ってきた剣に止められていた。
持ち主を見れば、そこには封魔の姿があり、彼が助けてくれたのだとわかった。
「ほう、全力で振り下ろしたつもりだったが、それをこうも簡単に止められるとはな」
邪魔されたにも関わらず、闘牙はニヤリと笑う。
そして上から押し潰そうとするかのように力を込めるのが花音にもわかったが、封魔が少し眉をしかめただけで、鎌も剣も動くことはなかった。
それと同時に、数ヶ所で爆発音が聞こえ、花音は二人から視線を外した。
辺りを見回すと、今の音は神蘭達が攻撃を加えた音だったらしく、動きを封じられていた光輝達も解放されている。
それにほっと息をつくと、今は神蘭に庇われている聖羅も同じだったようで、安堵しているのがわかった。
神蘭達が現れたことで空気は張り詰めたような気がしたが、先程より状況はいい。
まだ気を抜くことはできなかったが、周りを見る余裕は少し出来た。
「!!」
そして、周囲に視線を動かしていると、聖羅の近くで何かが光った気がした。
聞こえた音に花音は何が起きたのかと、目を開く。
すると、花音に迫ってきていた巨大な鎌は、横から入ってきた剣に止められていた。
持ち主を見れば、そこには封魔の姿があり、彼が助けてくれたのだとわかった。
「ほう、全力で振り下ろしたつもりだったが、それをこうも簡単に止められるとはな」
邪魔されたにも関わらず、闘牙はニヤリと笑う。
そして上から押し潰そうとするかのように力を込めるのが花音にもわかったが、封魔が少し眉をしかめただけで、鎌も剣も動くことはなかった。
それと同時に、数ヶ所で爆発音が聞こえ、花音は二人から視線を外した。
辺りを見回すと、今の音は神蘭達が攻撃を加えた音だったらしく、動きを封じられていた光輝達も解放されている。
それにほっと息をつくと、今は神蘭に庇われている聖羅も同じだったようで、安堵しているのがわかった。
神蘭達が現れたことで空気は張り詰めたような気がしたが、先程より状況はいい。
まだ気を抜くことはできなかったが、周りを見る余裕は少し出来た。
「!!」
そして、周囲に視線を動かしていると、聖羅の近くで何かが光った気がした。