光の少女Ⅳ【神魔界編】
「さぁ、入れ」
扉を開けて、男が言う。
男の言葉に花音達が中に入ると、中にいた者達が一斉に振り返る。
そこには、総長、副総長の他、神蘭達の姿もあり、彼女達は花音達を見て驚いているようだった。
「なっ!?どうして、お前達がここに!?」
「私達が連れてくるよう言ったのよ」
「母上!何故そんなことを?」
「魔族達は、合成獣達の残りを呼び寄せて、戦力を上げている。それなら、此方もそうしなくては」
「ですが!」
「何も前線に立たせようというわけではない。ただ、聖羅様や中央塔の守りにはついてもらうが」
次々と声を上げる神蘭、封魔、鈴麗に総長はそう返した。