光の少女Ⅳ【神魔界編】
第7章 訪問者
1
神麗と話をしてから数日。
戦闘が激しさを増してきているのか、神界軍が慌ただしくなってきていたが、花音達は何をするでもなくただ中央で過ごしていた。
(今の神族と魔族と、私達の違い・・・、それはやっぱり・・・)
中央区の街までなら行動が許された為、散策しながら考える。
(上層部の人達の考え方の違い、それとそれについていく人達の・・・)
そこまで考えて、溜め息をつく。
「・・・難しいなぁ」
「何がだ?」
「!!」
呟いた時、背後から聞こえた声に慌てて振り返る。そこにいたのは、黄牙だった。
「黄牙くんっ!?」
「久し振りだな」
「どうしてここに?」
「・・・風夜から聞いてないのか?」
黄牙にそう言われて思い出す。
(そういえば、魔界で気になることがあるって言ってたっけ?確か、何かわかったら黄牙くんを此方に寄越すって・・・)
そこまで思い出して、黄牙を見る。
「もしかして、何かわかったの?」
「ああ」
花音が聞くと、黄牙は頷いた。
神麗と話をしてから数日。
戦闘が激しさを増してきているのか、神界軍が慌ただしくなってきていたが、花音達は何をするでもなくただ中央で過ごしていた。
(今の神族と魔族と、私達の違い・・・、それはやっぱり・・・)
中央区の街までなら行動が許された為、散策しながら考える。
(上層部の人達の考え方の違い、それとそれについていく人達の・・・)
そこまで考えて、溜め息をつく。
「・・・難しいなぁ」
「何がだ?」
「!!」
呟いた時、背後から聞こえた声に慌てて振り返る。そこにいたのは、黄牙だった。
「黄牙くんっ!?」
「久し振りだな」
「どうしてここに?」
「・・・風夜から聞いてないのか?」
黄牙にそう言われて思い出す。
(そういえば、魔界で気になることがあるって言ってたっけ?確か、何かわかったら黄牙くんを此方に寄越すって・・・)
そこまで思い出して、黄牙を見る。
「もしかして、何かわかったの?」
「ああ」
花音が聞くと、黄牙は頷いた。