光の少女Ⅳ【神魔界編】
第8章 決断
1
(半径一kmを消し飛ばすほどの兵器か・・・。そんなのが使われたら・・・)
夜、ベッドに横になり、黄牙の言っていたことを思い出す。
もしそんなものが使われたら、どのくらいの被害が出るのかはわからない。
それにもかかわらず、黄牙の言う言葉を信じようとしなかった総長のせいで、彼は一度戻ってしまった。
(それに、何だろ?この感じ・・・、何だか落ち着かない・・・)
「・・・眠れないの?」
寝付けなくて寝返りをうっていると、すぐ隣のベッドにいた琴音の声がした。
「ごめん、起こしちゃった?」
「ううん、たまたま目が覚めただけ」
琴音がそう返してきた時、花音の枕元で丸くなっていた白亜が身体を起こす。
かと思うと、何かに怯えるように声を上げて暴れだした。
「ピッ?ピイ、ピイイイィィ!」
「ちょ、白亜!皆、寝てるんだから、静かにして」
「ピイイイ!」
花音が注意しても、声が聞こえていないのか騒ぎ続ける。
それを不思議に思っていると、不意に外が明るく照らされ、大きな爆発音が聞こえた。
「な、何っ、今の音?それに今の光・・・」
「神界軍本部なら何かわかるんじゃない?」
「私、ちょっと聞いてくる!」
花音はそう言うと、部屋を出た。
(半径一kmを消し飛ばすほどの兵器か・・・。そんなのが使われたら・・・)
夜、ベッドに横になり、黄牙の言っていたことを思い出す。
もしそんなものが使われたら、どのくらいの被害が出るのかはわからない。
それにもかかわらず、黄牙の言う言葉を信じようとしなかった総長のせいで、彼は一度戻ってしまった。
(それに、何だろ?この感じ・・・、何だか落ち着かない・・・)
「・・・眠れないの?」
寝付けなくて寝返りをうっていると、すぐ隣のベッドにいた琴音の声がした。
「ごめん、起こしちゃった?」
「ううん、たまたま目が覚めただけ」
琴音がそう返してきた時、花音の枕元で丸くなっていた白亜が身体を起こす。
かと思うと、何かに怯えるように声を上げて暴れだした。
「ピッ?ピイ、ピイイイィィ!」
「ちょ、白亜!皆、寝てるんだから、静かにして」
「ピイイイ!」
花音が注意しても、声が聞こえていないのか騒ぎ続ける。
それを不思議に思っていると、不意に外が明るく照らされ、大きな爆発音が聞こえた。
「な、何っ、今の音?それに今の光・・・」
「神界軍本部なら何かわかるんじゃない?」
「私、ちょっと聞いてくる!」
花音はそう言うと、部屋を出た。