光の少女Ⅳ【神魔界編】
2
神蘭と共に神界軍本部に入ると、既に封魔以外のメンバーは集まっていた。
「封魔は?」
「さっきの音がした辺りを調べに行っているそうよ。少ししたら、戻ってくると思うわ」
一人だけ姿のないことに神蘭が聞くと、鈴麗が返してくる。
集まってはいるものの、誰も何も言わないところを見ると、まだ情報がないのだろう。
今は調べに行ったという封魔が戻ってくるのを待つしかないようだった。
どのくらいの時間が経ったのか、何かを思案するように目を閉じていた総長が目を開け、呟く。
「・・・来たか」
声とほぼ同時に扉が開き、封魔が入ってきた。
「どうだった?」
「ああ。何もない平地の部分だったが、半径一km位が吹き飛ばされ、大穴があいていた。もし、人が住む場所に当たっていたら、被害は大きいだろうな。そしてその場からは、かなり強い魔力を感じた」
「!!それって」
「・・・どうやら、あの時彼が言っていたことは、本当だったみたいね」
言いながら、聖羅が総長の方を見た。
神蘭と共に神界軍本部に入ると、既に封魔以外のメンバーは集まっていた。
「封魔は?」
「さっきの音がした辺りを調べに行っているそうよ。少ししたら、戻ってくると思うわ」
一人だけ姿のないことに神蘭が聞くと、鈴麗が返してくる。
集まってはいるものの、誰も何も言わないところを見ると、まだ情報がないのだろう。
今は調べに行ったという封魔が戻ってくるのを待つしかないようだった。
どのくらいの時間が経ったのか、何かを思案するように目を閉じていた総長が目を開け、呟く。
「・・・来たか」
声とほぼ同時に扉が開き、封魔が入ってきた。
「どうだった?」
「ああ。何もない平地の部分だったが、半径一km位が吹き飛ばされ、大穴があいていた。もし、人が住む場所に当たっていたら、被害は大きいだろうな。そしてその場からは、かなり強い魔力を感じた」
「!!それって」
「・・・どうやら、あの時彼が言っていたことは、本当だったみたいね」
言いながら、聖羅が総長の方を見た。