光の少女Ⅳ【神魔界編】
「ははは、どうした?あまりに手応えが無さすぎるぞ!」
防ぐことに精一杯の神蘭、封魔、龍牙、鈴麗、白夜。
動けない花音と光輝。
二人を助けようとしても上手くいかない神麗、千歳、昴、星華。
何も出来ずに俯く聖羅。
それを楽しげに見ている牙王の力が更に高まっていく。
だが、それと同じように別の力が高まるのも感じた。
(この力は・・・!?)
「ふはは、このまま・・・・・・ぐああっ!?」
余裕な笑みを浮かべていた牙王が横からの攻撃に吹っ飛び、冷たい声がする。
「・・・随分楽しそうだな。そんなにハンデのある相手をいたぶるのが楽しいか?」
牙王を攻撃したのは風夜だったらしく、彼は今まで見たことのない冷たい表情をしていた。