光の少女Ⅳ【神魔界編】
第3章 可能性
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「っ・・・、お前、向こうに行ってたんじゃなかったのか?」
体勢を立て直した牙王が風夜に向かって言う。
「ああ。・・・だが、どうも嫌な予感がしたんでな。戻ってきたんだよ」
そう返しつつ、風夜は神蘭達より前に着地する。かと思うと、近くにいた神蘭達を花音達の方へ吹っ飛ばしてきた。
「えっ?えええっ!?」
「おい、何してんだよ!?」
思いもしていなかった風夜の行動に花音と光輝は声を上げる。
だが、風夜はそれに何も言わず、花音達の方へ手を翳す。
それと同時に、花音達はドーム状の膜の中へ閉じ込められた。
「あなたっ!一体何のつもり!?」
それを見て、聖羅が声を上げる。
「その中にいれば、お前達に危険はない」
言って風夜は牙王へ向き直る。
「ここからは、俺が相手になってやるよ」
「・・・神族を庇って、同族の我らと敵対するつもりか?それも、つい最近魔族として誕生したばかりの若輩者が!」
その言葉に、風夜は「ふっ」と笑った。
「っ・・・、お前、向こうに行ってたんじゃなかったのか?」
体勢を立て直した牙王が風夜に向かって言う。
「ああ。・・・だが、どうも嫌な予感がしたんでな。戻ってきたんだよ」
そう返しつつ、風夜は神蘭達より前に着地する。かと思うと、近くにいた神蘭達を花音達の方へ吹っ飛ばしてきた。
「えっ?えええっ!?」
「おい、何してんだよ!?」
思いもしていなかった風夜の行動に花音と光輝は声を上げる。
だが、風夜はそれに何も言わず、花音達の方へ手を翳す。
それと同時に、花音達はドーム状の膜の中へ閉じ込められた。
「あなたっ!一体何のつもり!?」
それを見て、聖羅が声を上げる。
「その中にいれば、お前達に危険はない」
言って風夜は牙王へ向き直る。
「ここからは、俺が相手になってやるよ」
「・・・神族を庇って、同族の我らと敵対するつもりか?それも、つい最近魔族として誕生したばかりの若輩者が!」
その言葉に、風夜は「ふっ」と笑った。