光の少女Ⅳ【神魔界編】
「魔族に庇われるなんて、経験ないもの。・・・今までいろんなことがあって、色々と複雑な部分もあるでしょうけど、私にはある可能性が見付かった気がするの」
「それって・・・」
「彼よ。魔族と神族の古くからの関係をよく知らず、私や蘭ちゃん達とも繋がりのある風夜が魔族のトップになれば、すぐには無理でもきっと何かがある。・・・そんな気がする」
「・・・うん。・・・私もそんな気がします」
少し考えて花音も言うと、神麗は微笑んだ。