光の少女Ⅳ【神魔界編】
3
「・・・・・・」
次の日、花音は昼食の席にいる人数が少ない気がして、メンバーを見回していた。
(いないのは、夜天くんと沙羅さん、梨亜ちゃんと夜月くん、風牙・・・、どうしたんだろう?)
「なんだ?夜天の奴、いないのか?」
「朝もいなかったけど、気分でも悪いのか?」
花音の近くにいた光輝と雷牙の声が聞こえてくる。
「・・・そういえば、何日か前から調子が悪そうだったが」
「・・・私、様子を見てくるよ」
「・・・待て」
花音が席から立ち上がると、直ぐに風夜が声を上げた。
「何?」
「いや、俺が見てくる。・・・お前達は、夜天達に近付かない方がいい」
「どういう意味だ?」
風夜が言った言葉を聞いて、凍夜が眉を潜める。
「言ったままだ。・・・今はな」
言いつつ、紫狼、黄牙と何か意味ありげな視線を交わした後、風夜は夜天達の様子を見に出ていった。
「・・・お前達、何か隠してないか?」
それを見送って、神蘭が口を開き、紫狼を見る。
「ああ、そうだな。だが、まだ早い」
「何?」
「今、話したところで出来ることはない。もう少ししたら、動くだろうさ。この状況も、奴もな」
「奴?」
「そうだ」
そう言うと、紫狼は何処か楽しげに笑った。
「・・・・・・」
次の日、花音は昼食の席にいる人数が少ない気がして、メンバーを見回していた。
(いないのは、夜天くんと沙羅さん、梨亜ちゃんと夜月くん、風牙・・・、どうしたんだろう?)
「なんだ?夜天の奴、いないのか?」
「朝もいなかったけど、気分でも悪いのか?」
花音の近くにいた光輝と雷牙の声が聞こえてくる。
「・・・そういえば、何日か前から調子が悪そうだったが」
「・・・私、様子を見てくるよ」
「・・・待て」
花音が席から立ち上がると、直ぐに風夜が声を上げた。
「何?」
「いや、俺が見てくる。・・・お前達は、夜天達に近付かない方がいい」
「どういう意味だ?」
風夜が言った言葉を聞いて、凍夜が眉を潜める。
「言ったままだ。・・・今はな」
言いつつ、紫狼、黄牙と何か意味ありげな視線を交わした後、風夜は夜天達の様子を見に出ていった。
「・・・お前達、何か隠してないか?」
それを見送って、神蘭が口を開き、紫狼を見る。
「ああ、そうだな。だが、まだ早い」
「何?」
「今、話したところで出来ることはない。もう少ししたら、動くだろうさ。この状況も、奴もな」
「奴?」
「そうだ」
そう言うと、紫狼は何処か楽しげに笑った。