光の少女Ⅳ【神魔界編】
2
「さあ、乗って」
中央の街を出たところで、聖羅がそこにいた竜を指す。
「って、この竜、飛竜!?」
「俺達が乗っている飛竜より、随分大きいな」
「まぁ、この子は私専用というより、軍の飛竜なの。私が行きたいところは少し離れているから、この子に乗せていってもらいましょう」
そう言った聖羅の言葉を理解しているのか、飛竜は乗れというように花音達に背を向けて待っていた。
飛竜に乗って数分後。
聖羅が降りるよう指示を出したのは、ある町の外だった。
「さてと、じゃあ行きましょうか」
乗せてきてくれた飛竜を撫でて、聖羅が歩き出す。
「情報収集たって、前線でもなく、そんなに大きくも見えないこの町でわかるのか?」
「ええ、ここに腕のいい情報屋がいるの。その人から話を聞きたいのよ」
「・・・それなら別に俺達四人もついてこなくてもよかったんじゃないのか?」
「でも、連れてこなかったら、私が出掛けたことを話していたでしょう」
その言葉に光輝は溜め息をつき、花音は苦笑した。
「さあ、乗って」
中央の街を出たところで、聖羅がそこにいた竜を指す。
「って、この竜、飛竜!?」
「俺達が乗っている飛竜より、随分大きいな」
「まぁ、この子は私専用というより、軍の飛竜なの。私が行きたいところは少し離れているから、この子に乗せていってもらいましょう」
そう言った聖羅の言葉を理解しているのか、飛竜は乗れというように花音達に背を向けて待っていた。
飛竜に乗って数分後。
聖羅が降りるよう指示を出したのは、ある町の外だった。
「さてと、じゃあ行きましょうか」
乗せてきてくれた飛竜を撫でて、聖羅が歩き出す。
「情報収集たって、前線でもなく、そんなに大きくも見えないこの町でわかるのか?」
「ええ、ここに腕のいい情報屋がいるの。その人から話を聞きたいのよ」
「・・・それなら別に俺達四人もついてこなくてもよかったんじゃないのか?」
「でも、連れてこなかったら、私が出掛けたことを話していたでしょう」
その言葉に光輝は溜め息をつき、花音は苦笑した。