光の少女Ⅳ【神魔界編】
第7章 秘められた力
1
「何?二人だけで、何するつもり?」
「これ以上、夜天くんは傷付けさせない」
「俺の親友は返してもらう」
「ふふ、あははははっ」
花音と光輝の言葉を聞いて、黒蘭が笑い始める。
「だから、何?二人で私が倒せるとでも?無理に決まってるでしょ。折角、そいつが救った命を無駄にしない方がいいと思うけど?」
その言葉にちらりと背後の夜天を見る。
今は意識を失っている傷だらけの姿に胸が痛む。
黒蘭に視線を戻すと、もう怒りしか湧いてこなかった。
「・・・貴方は、夜天くんを許さないって言ってたよね?」
「ええ、そいつのせいで作戦は失敗。このままだと、黒姫様の信頼も失ってしまう可能性があるの。だから、せめてそいつは殺していくわ」
「・・・そう」
黒蘭を見据えて、弓を構える。花音の横でも、光輝が剣を構えた。
「何?二人だけで、何するつもり?」
「これ以上、夜天くんは傷付けさせない」
「俺の親友は返してもらう」
「ふふ、あははははっ」
花音と光輝の言葉を聞いて、黒蘭が笑い始める。
「だから、何?二人で私が倒せるとでも?無理に決まってるでしょ。折角、そいつが救った命を無駄にしない方がいいと思うけど?」
その言葉にちらりと背後の夜天を見る。
今は意識を失っている傷だらけの姿に胸が痛む。
黒蘭に視線を戻すと、もう怒りしか湧いてこなかった。
「・・・貴方は、夜天くんを許さないって言ってたよね?」
「ええ、そいつのせいで作戦は失敗。このままだと、黒姫様の信頼も失ってしまう可能性があるの。だから、せめてそいつは殺していくわ」
「・・・そう」
黒蘭を見据えて、弓を構える。花音の横でも、光輝が剣を構えた。