【完】僕と君のアイ言葉
お洒落な喫茶店に入ると、先生は当たり前のようにカフェラテを注文していて、私はそれと同じものを注文した。
お洒落な喫茶店が似合う先生。
こんな魅力的な女性になりたいって、女子なら誰でも思うはず。
「…小松さん、大丈夫?」
「…!?」
あまりにも唐突な言葉をかけられて、間抜けな表情をしてしまう。
〝大丈夫?〟って…大丈夫ではないけれど…
「…大丈夫です」
こう答える以外思いつかなかった。
仮にも〝大丈夫じゃないです〟って答えたらどうしたのかな?
親身になって相談に乗ってくれたのかな。
「…そう…」
けれど、先生は複雑そうな表情を浮かべていた。
〝大丈夫〟って言ったのに…