【完】僕と君のアイ言葉
愛奈と挨拶をして、私は誰もいなくなった教室にで1人日誌を書き始めた。
よしっ!終わった!
私は日誌を担任に渡すと昇降口を出た。
あっ…
その時、ちょうど田中くんも昇降口から出てきたのだ。
…どうしよう…
私絶対、変な人認定されてるし…
「どうも!」
私は一応お辞儀をして、その場から走り出そうとした。
けれどそんな私の行動は、田中くんの手によって止められてしまった…
しっかりと逃げようとした私の腕を掴んでいる。
「どこかで会いましたっけ?」
田中くんの真っ直ぐな視線に吸い込まれそうになる。