【完】僕と君のアイ言葉
学校に着いたら愛奈にお願いしよう。
浴衣に似合う髪型に結ってと。
愛奈は昔から手先が起用で、何かある時はいつもやってくれていた。
2年前のあの日に髪を結ってくれたのも、愛奈だった。
それから私達は夏祭りで何を食べようか、人多いよね、とか色々なことを話しているとあっという間に学校に着いた。
教室の前で宙と分かれて教室に入ると、みんなは今日の夏祭りの話で盛り上がっている。
そんな中、私は愛奈の姿を探し見つけると飛びつく。
「愛奈!今日、髪結って!!」
両手を合わせてお願いする。
「良いよ」
愛奈はニコッと笑って快く了承してくれた。