【完】僕と君のアイ言葉
「そ、そしたら行ってくるね!!」
お父さんのお弁当を渡して、私は家を出た。
「いつもありがとうな!行ってらっしゃい」
私は2人分のお弁当を持って学校に向かった。
学校は家から歩いて通える距離で、学校に近くなるにつれて制服を着た生徒が増えていく。
「彩!!おはよう!!」
「はよー」
私が歩いていると、愛奈と宙がやって来た。
「おはよう!!」
笑顔で挨拶を交わす。
「ん?なんか彩荷物多くね?」
宙は私の持っている荷物を見て言った。
田中くんの分のお弁当も入っているから、いつもよりは荷物が多い。
私はそれを2人に説明した。