【完】僕と君のアイ言葉
「お、おう…」
予想もしない突然の登場にみんなが驚いている。
宙は呆気にとられながらもお弁当を渡した。
「ありがとう」
田中くんはそんな宙に笑顔でお礼を言った。
「じゃあ、僕達お弁当食べよっか」
やった!
一緒に食べられるんだ!!
「うん!」
私は笑顔で頷いた。
それから私は先に屋上に向かった。
田中くんは職員室に用事があるみたいで、私は2人分のお弁当を抱えて廊下を軽い足取りで歩く。
私の心のモヤモヤはいつの間にか消えていて、自然と笑顔が溢れる。
「あら、これからお弁当?」
廊下を軽い足取りで歩いていると、先生に話しかけられた。