【完】僕と君のアイ言葉
「それじゃあ、また明日ね!」
私達は他愛もない話をしながら帰り、それぞれの帰路へと別れた。
私は家までの道のりをのんびり歩く。
ブーブー──
すると突然携帯が鳴り、ラインを確認した。
〝人参と玉ねぎと牛乳買ってきて!〟
ラインの相手はお母さん。
お使いを頼まれてしまった。
〝分かったよ〟
すぐに返信をすると、歩いていた道を戻り少し先のスーパーまで向かう。
10分ほど歩くとスーパーに着き、頼まれた物をかごに入れていく。
そしてお会計を済ませると速やかにスーパーを後にした。
今日のご飯なにかな?
さっきお母さんに聞いとけば良かったなー。
そんなことを考えながら家までの道のりを歩く。
その時、
「ねぇねぇ、君なにしてるのー?」
突然私の目の前に男の人が現れ、声をかけられた。