ミルク色のキセキ



次の日に今度こそお礼を言おうとD組に行くけど勇気が出なくて何もできなかった。


時間だけが過ぎていって、あの時お礼を言えなかったことを後悔した。


そしていつしか、後悔が恋心に変わっていった。


私はお礼を言いたいだけじゃなくて、あの人と話してみたいって想いに気づいたから。


だけどよりいっそう話しかけるなんてできなくて、こうしてただ一瞬に賭けをしている毎日。


満足じゃないと言えば嘘になるけど、幸せを感じているのも事実。


きっと私の毎日はこうしてこれからも過ぎていくんだろうな。





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