隣のアイツは、溺愛俺様ウソ彼氏。


「はい、私は大反対!!」



黒板の前に立ったまま、手を挙げて意見を主張する。



「俺も反対だね。相手がコイツってのがまず無理」



「そっくりそのまま、そのお言葉お返しします!」



クラスメイトを放って、私たちは言い争い。



「始まったよ、ケンカップル!」



「カップルじゃない!」
「カップルじゃねー!」



被った……



ツッコミが宙と被ってしまった……



それが原因でまた冷やかされる私たち。



「仲良しじゃん?」



「ありえないっ」
「ありえねー」



「なっ!いい加減にして!」



「はぁ?お前が真似してんだろ」



あー!ムカつく!

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