隣のアイツは、溺愛俺様ウソ彼氏。


「茉奈を落とす」



「うん、応援してるよ、宙」



「あぁ」



待ってろよ、茉奈。



いつか、大ッ嫌いな幼なじみの俺から目をそらせないほど惚れさせてみせる。



「それに、すみれも茉奈ちゃんに仕込んでくれてるはず…」



「あ?なんか言ったか?」



「いや、別に?…ふぁぁ、眠っ。寝ようぜ?」



大きなあくびをしながら、竜也は階段を登っていく。



竜也の小さな呟きは聞こえなかったが……



大きな決意を心に決めて俺も夢の中へと入っていった。

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