隣のアイツは、溺愛俺様ウソ彼氏。
◇知らないアイツ
いくら考えても身内に心当たりなんて何もない。
身内以外?
……なんて限られてくる。
まさかとは思うけどね。
この予想が的中しても困る…
そんな私の嫌な予感は、何故か的中してしまう。
ドーンっ!
家が崩れるんじゃないかと思うほどの大きな音。
「な、何……まさか!」
音がしたのは2階から。
おそらく私の部屋だ。
前にもこんなことがあって、その可能性は否定できない。
ただの工事の音でありますように……
密かに願いを込めながら、駆け足で階段を上がり自分の部屋へ向かう。