わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【後編】〜
「うわあああああぁぁぁああぁ!!!」
別に、叫びたかったわけじゃない。
ただ、もう感情が追い付かなくて。
叫ぶことしか出来なかった。
叫んだら、『あの子』が来てしまうのに。
もう、それでもいいか、なんて。
自嘲気味にそう笑った私は、その場にへたりこんだ。
夜は、静かだ。
何も聞こえない。
悲鳴も、泣き声も、何も、なにも。
この学校には、もう私しかいないんじゃないかと思うほど。
みんな死んじゃった?
私以外、みんな?
ううん…そうじゃない。
死んだとしたら、私の心。
もう、疲れたよ…。
こんなのもう、やだよ…。