わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【後編】〜




「あははっ。
ごめんね、しゃべり過ぎちゃったみたい。
これ以上は、教えられないよ」



狛くんの問いには答えずに、『この子』は目を細めて笑った。


続けて、右手をスッとかざす。


まるで、何かの合図のよう。



ニィッ、と『この子』の笑みが深まる。


そして…背後から、聞き慣れた声とともに人影が現れた。













「――あなたの目、ちょーだい?」















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