わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【後編】〜
「…………………っ」
背けていた目を、バッと一気にそちらへ向ける。
あるだけの勇気を振り絞っての行動。
「…………うっ………!?」
パッと見たとき、それがなんなのかはいまいちわからなかった。
だけど、頭が少しずつそれを理解して…。
完全に理解し終えてから、私はその場で脱力した。
………気持ち悪すぎて、逆に目を離せない。
何故ならそこには………
血塗れの、渡辺先生がいたから。