わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【後編】〜
…………………後ろ……!?
3人揃って、勢いよく後ろを向く。
「あなたの目…ちょーだい…?」
前髪で目が見えない…何かに、下から覗きこまれている。
笑った口から紡がれた、その声が…。
背筋を、凍らせた。
「っ、う、うわあああぁぁあぁあ!!」
真っ先に声をあげた先生の叫び声に、はっと我に返る。
こいつ、さっきのやつだ。
先生を襲ったやつ…!!
「またお前なのか…!!!
来るな…!止まれぇ!!」
いつのまにか教室の奥まで後ずさりした先生がパニックになっている。
教室の真ん中らへんで動けなくなった私たちはきっと真っ先に狙われるだろう。
恐怖で、足が震えた。
そろそろ…立っていられそうもない。