わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【後編】〜
そう…反省なんて全くしてる気配はなかった。
いじめていたことに後悔して自殺した、なんてことはありえない。
笑っていた5人に…私はつい叫んでしまったんだから。
『あなたたちが殺したようなものだ』…って。
「……実はね、あの5人が行方不明になったとき…私、ホッとしたんだ。
行方不明になる前に、ちょっと私やらかしちゃって…次にいじめられるのは私だって思ってたから…。
これでいじめられることは無いって、嬉しいって、感じちゃったの。
最低だよね、私………」
人が行方不明になったのに喜ぶなんて、人間として間違っている。
そんなのわかっていたけど…それでも思っちゃったの。