ヤンキー男子につきまとった結果。




やめてくれた……?

私が泣いたからやめてくれたの?




本当は優しい秋野くん。


あの冷たい言葉の裏に何かあるのだろうか。


それとも…ただ単に本当に私が嫌いなだけか。




明るく、振舞わなきゃ。


こんなんじゃめげないもん。




そう思うも、目から涙が溢れて止まらない。




「ふぇ…なん、で……」




なんで嫌われちゃったんだろう。



最初から迷惑だったよね。それはわかってるけど……本当に拒まれたのは初めてで。





ズキンー




胸がこれ以上くらいないくらいに締め付けられる。




「日菜……」




ふと声が聞こえて後ろを振り向くとそこには香織ちゃんがいた。




「か、おりちゃん……」




「ごめんね、話し聞いちゃった。」





私の座ってるベンチの隣に座る香織ちゃん。





< 115 / 272 >

この作品をシェア

pagetop