ヤンキー男子につきまとった結果。
やめてくれた……?
私が泣いたからやめてくれたの?
本当は優しい秋野くん。
あの冷たい言葉の裏に何かあるのだろうか。
それとも…ただ単に本当に私が嫌いなだけか。
明るく、振舞わなきゃ。
こんなんじゃめげないもん。
そう思うも、目から涙が溢れて止まらない。
「ふぇ…なん、で……」
なんで嫌われちゃったんだろう。
最初から迷惑だったよね。それはわかってるけど……本当に拒まれたのは初めてで。
ズキンー
胸がこれ以上くらいないくらいに締め付けられる。
「日菜……」
ふと声が聞こえて後ろを振り向くとそこには香織ちゃんがいた。
「か、おりちゃん……」
「ごめんね、話し聞いちゃった。」
私の座ってるベンチの隣に座る香織ちゃん。