ヤンキー男子につきまとった結果。
どうやら、男の人の頭にはジュースが入ってる缶が当たったらしい。
すごく、命中率いいな……
そう思いながら後ろを振り向くとそこには不機嫌そうな秋野くんがいた。
「コイツさ、俺のだから手ェ出されるとすげームカつくんだよね。」
秋野くんがそう言うとその男の人はビビって逃げていった。
「……相川、大丈夫か?」
「うん…ありがとう……」
秋野くんは私に手を伸ばす。
私はその手に捕まって立ち上がる。
だけど……
「きゃっ…」
さっき足をくじいたからうまく立てずに、秋野くんの胸に倒れ掛かってしまった。