ヤンキー男子につきまとった結果。




「き、今日はどこ行く?」



そういえばまだ目的地を決めてないことに気づく。



すると秋野くんはポケットからチケットを取り出した。



「これ、おまえこの間見たいっつってたろ。」




それは映画の無料チケット。

確かに私の見たかったお話だ。




「うん、そうだけど…それ、ラブストーリーだよ?」




秋野くん、興味ないんじゃ……




「バーカ、気にすんな。おまえが見たいんなら俺もみるよ。」




「ありがとっ…!」




優しいなぁ、秋野くん。




こうして私たちは映画館へと向かった。




< 230 / 272 >

この作品をシェア

pagetop